誤嚥性肺炎（ごえんせいはいえん）とは？

うちのじいさんが亡くなってしまったよ。

95歳。誤嚥性肺炎（ごえんせいはいえん）で死んだらしい。

誤嚥（ごえん）とは、唾液や食べ物を飲み込むときに、誤って気管に入ってしまうことだな。

普通は、気管に食べ物はいると、むせたりして、口から外に出すんだよ。

高齢者になると、むせることができなくなって、食べ物が気管にはいったままになってしまう。

そして肺の中で炎症を起こす。肺炎をおこすってことだな。

誤嚥によって食べ物や唾液、胃液などと一緒に細菌が気道に入るんだよ。

そして、肺の中で細菌が繁殖して炎症を起こし、誤嚥性肺炎が発症するんだ。

70歳以上の肺炎の約80％が誤嚥性肺炎（ごえんせいはいえん）だよ。

胃に直接チューブを入れて栄養を送り込んでる人でも起こるんだ。

発熱、激しい咳、膿のような痰が特徴的な症状。

高齢者の場合は、ボーっとしている、食事に時間がかかる、むせたり咳き込んだりする、口の中に食べ物をためてなかなか飲み込まないなどの時は、誤嚥性肺炎の可能性があるよ。

胸部エックス線検査をすれば、肺に炎症が起きているかどうかを調べられるよ。