弟子2号
うちのじいさんが亡くなってしまったよ。
弟子1号
ご愁傷様です。おいくつだったの?
弟子2号
95歳。誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)で死んだらしい。
弟子5号
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)ってどんな病気?
弟子1号
誤嚥(ごえん)とは、唾液や食べ物を飲み込むときに、誤って気管に入ってしまうことだな。
弟子1号
普通は、気管に食べ物はいると、むせたりして、口から外に出すんだよ。
弟子1号
高齢者になると、むせることができなくなって、食べ物が気管にはいったままになってしまう。
そして肺の中で炎症を起こす。肺炎をおこすってことだな。
弟子1号
誤嚥によって食べ物や唾液、胃液などと一緒に細菌が気道に入るんだよ。
そして、肺の中で細菌が繁殖して炎症を起こし、誤嚥性肺炎が発症するんだ。
弟子1号
70歳以上の肺炎の約80%が誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)だよ。
胃に直接チューブを入れて栄養を送り込んでる人でも起こるんだ。
弟子4号
どんな症状がでるの?
弟子1号
発熱、激しい咳、膿のような痰が特徴的な症状。
高齢者の場合は、ボーっとしている、食事に時間がかかる、むせたり咳き込んだりする、口の中に食べ物をためてなかなか飲み込まないなどの時は、誤嚥性肺炎の可能性があるよ。
弟子4号
防止する手段とかないの?
弟子1号
胸部エックス線検査をすれば、肺に炎症が起きているかどうかを調べられるよ。